いものびと講座 1-4 鋳物4(ダクタイル鋳鉄) www.asaichuzo.com

「ダクタイル鋳鉄」という言葉は聞いたことがありますか?
正式名称は「球状黒鉛鋳鉄」といいます。 字の通り、
鋳鉄中の炭素の結晶が球状になっている鋳鉄です。
"それだけ?"という印象を持たれる方が多いと思います。が、 これは非常に重要なことなのです。
普通の鋳鉄は片状黒鉛鋳鉄と呼ばれ,黒鉛が不規則にかたまりを作ります。たとえが悪いのですが, ミミズのような感じです。またはバラの花びらといった方が美しいでしょうか。
普通鋳物がもろい原因はその黒鉛の形状にあります。
鋳物中の黒鉛は鉄よりももろい物質ですので、鋳物に力が加わると,そのミミズ状の黒鉛を起点にヒビ割れしてしまうのです。
鋳物中の黒鉛はつながっているので、いとも簡単に割れてしまうのです。

そのミミズ状の炭素を球状にしたものが「ダクタイル鋳鉄」です。
鋳物中の黒鉛が球になるため、ほかの黒鉛とつながることがありませんので、割れにくくなります。
ダクタイル鋳鉄は普通鋳物と比較して強度・伸びともに大幅に向上した鋳鉄です

「黒鉛を球状にする」ことにより、鋳物は今まで鍛造や溶接で作られていたものに取って代われるようになりました。
現在,ダクタイル鋳鉄の需要は着実に伸びています。

細かい性質などは、ダクタイル鋳鉄ページにあります。
興味を持たれた方はご覧になってみてください。