いものびと講座 3-4 詳しい説明4(まとめ) www.asaichuzo.com
鋳鉄について今まで書いてきましたが、実際の生活の中で 直接鋳鉄に関わることはあまりないと思います。
強度の必要でないところには軽くて錆びないアルミ鋳物を使ってありますし, フライパンでもアルミのフッ素加工品などが多く出回っています。
しかし,見えないところで鋳鉄は活躍しています。
工作機械,印刷機,コンプレッサー,水道管、自動車etc. 数限りありません。
鋳鉄は,強度の必要な部分に多く使われてきました。 しかし,普通の鋳鉄の破壊の仕方は鋼とはずいぶんと異なります。
それは前にも述べましたが,"鋳鉄はもろく,折れやすい"ということにつながっています。
鋳物は組成など,いろいろなものがあり簡単には比較できないのですが, 鋼と比較すると明らかに伸びやたわみ量が少なくなっています。 つまり弾性に欠ける、ということです。
普通鋳物の場合,製品は曲がったと同時に折れてしまうのが普通です。
しかし,それを克服した鋳鉄が「ダクタイル鋳鉄」なのです。
この「ダクタイル鋳鉄」は年々生産がのびています。
製品の安全率を考えると,ダクタイル鋳鉄の需要が増加するのは当然の流れです。
しかし,ダクタイル鋳鉄の詳細について知る人はそれほど多くありません。
ではダクタイル鋳鉄とはどのような鋳物なのでしょうか?

ダクタイル鋳鉄についての説明はこちらから。